優(ゆう)なフリして 近づきたるは 幻の姿 相手の氣持ちなぞ 構わぬや 自己の欲にとりつかれ 和我(わが)思うままに ふる舞う蔭(いん)は 夜叉のよう そしていつぞやか 眞(しん)の自己に氣づきとて 已(すで)に没(ぼつ)し 我ともに 彼(か)の地へ 還りつく