-- poetry --
--- 仄かな想い ---

きみはいつも陸の上でボクを見てたよね
ボクが「キュィ〜ッ」ときみに挨拶すると
きみは嬉しそうに両手を大きく振ってそれに答えてくれたね


いつの間にかボクたちは毎日、ここで会うようになったね
そしてきみのお供は時々大ボケな事を話しまくる愉快な赤い友達と
その奇妙なボケを見事に突っ込む桃色の友達


いつもきみはこういうよね
「いつかきっとアナタと一緒に自由に泳ぎたいな」って
ボクも心の底からきみの願いをいつか叶えたいって思うんだ


きみはいつも二つの大きな輪がついた椅子に腰掛けて
ここへ来るのをボクは知ってるんだ
でも・・でも・・いつかきっときみと一緒に泳げることを
真っ暗な闇に包まれた時に一筋の淡いヒカリを放つ
お月様に毎夜、お願い事をしているんだ


ボクは「キュォ〜〜ン、キュワワゥ!」ってきみに云うと
きみは涙をこぼして「ありがとう」と手を振った


それぢゃ、またあしたね


ボクはもう一度、後ろ姿のきみに向けて云った


「キットユメハカナウヨ、ゲンキダシテネ!」