-- poetry --
--- 遠くのそら ---

藍の闇から抜け出すときの 柔らかな あたたかい吐息と共に溢れるひかりを


あたしは言葉なく ただ みつめた


心地よく顔に触れる ひんやりした風と 大自然のかなでる音だけが 支配する世界に


なにもかも 預けたくなる 安心感が胸のなかに 広がった


なにを 見つめてきたのだろう


毎日のなかで あたしは 無のこころを 置き去りにしてきた


こんなにも鮮やかな彩
(いろ)を 建物のなかに埋もれてしまっていた彩を


遮るものなどない 大きな おおきな空を


いつまでも 見つめていたいと叫ぶあたしに 遠くのそらの叫びがあい重なるとき...