Sea Travel ... 海旅にっき ...

大好きなシャチに逢うため世界の海へ

子供の頃、あたしは初めて水族館でシャチに出逢った。彼らのおおきさに幼かったあたしはただただ・・ぼうぜんとその存在に圧倒されてしまった。そして不思議なほど心が惹かれ、あたしはいつの間にか、彼らの虜となっていった。

月日が経ち、すきになれば好きになるほど、シャチのことをしれば知るほど、彼らがどんな世界に生きていて、どのように暮らしているのか、自然の姿が気になりだした。そして自分の目で実際に確かめてみたいという衝動が抑えられず、あたしは1999年8月、20代の頃からずっと憧れている場所へ旅立った。場所はカナダ・ジョンストン海峡である。あたしにとって初めての海旅(うみたび)経験であった。その体験がきっかけとなって、現在のような歩みとなっている。


”使い捨て”から”一眼レフ”へ

水族館でシャチの写真を撮っていた頃の愛用カメラは、使い捨てのかわいらしいものだった。当時は本格的に写真を撮ろうなんて気持ちはなく、とにかくシャチの写真をたくさん撮って、彼らの記録や想い出記念としてアルバムを増やしていこうと思っていた。何度も水族館へ通っているうちにコンパクトカメラ(フィルム)へ格上げとなり、かなり使い込んだ。ところが愛用しすぎて壊れてしまったため、一眼レフカメラ(フィルム)へ何気なく歩み始めた。

旅から写真へのめざめ

2003年春に旅立ったメキシコ・コルテス海から、あたしは一眼レフカメラで撮影しはじめた。本数に限りがあるフィルムだったので、今のようにたくさん写真を撮ることはできなかったけれど、初めてのフィールド・・おぼつかない仕草での撮影は心躍るほどうれしく楽しくて、今でもあたしの心にしっかり刻み込まれている。とても素晴らしい体験が積み重なって、現在のような写真歴へとつながっている。

未来への想い

水族館のシャチからはじまり、大自然のなかで悠然と泳ぎ生き抜いている姿を見つづけていくと、その年ごとに出逢う動物たちや環境変化によって引きおこる自然現象が徐々に気になりだしてきた。近頃ではイルカやクジラの他、ペンギンやアザラシなどの海に生きる動物たちに逢いに出かけ、視野が広がりをみせ、地球温暖化の影響を受けている地域へも旅立っている。

自然のなかに入ってみて、はじめて気づくこともたくさんあった。あたしが体験してきた出来事やそのとき出逢った自然や動物たちの姿をささやかなページではあるけれど、海旅を通してありのままの姿をこれからも掲載していきたいとおもっている。

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